玉の緒会 ブログリレー・4

第一回 玉の緒会課外活動 狂言鑑賞

7月18日海の日に6名で矢来能楽堂に行ってきました。
能と狂言のセットになった演目で国立能楽堂には何度か行ったことがありましたが、狂言のみの会は初めてです。風格ある能舞台で演じられた狂言は客席と舞台が近くとても良く見えました。

小舞1曲、狂言3曲の構成でしたが狂言の内容は言うまでもなくそれぞれ奇想天外のあらすじでとても楽しいものでした。古い言い回しや語句はありましたが、多少の訳のわからない部分があっても問題なく笑えてしまえるところが狂言の大好きな所です。

今回の演目で私が特に気に入ってしまったのは『蚊相撲』です。人の血を吸うために人間の姿となった蚊の精とそうとは知らず召し抱えようとする大らかな大名が、蚊の精が得意だという相撲をやむなく大名自らが相手をする事になる話です。蚊の細かな特徴を捉えた表現に虜になりました。又、正体が現れた時の鳴声(羽音?)は私の耳に染みついてしまいました。
 厳粛な雰囲気の能楽堂に響く観衆の笑い声。こうしてみると日本人のユーモアのセンスというか笑いのツボ、「おかしみ」というものが長い年月を経ても不変の部分がありすごい事だと思いました。


 また是非いろいろな課外活動に参加して人としての幅を少しでも拡げられたらと願っております。         佐藤克美

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